孤独と友だちになったら、友だちができた話。
休日に予定が無いのは素晴らしいこと
「休日に予定が何も無い・・・」
こういう時、みなさんは何をしますか?
私は、読書をしたり、筋トレやランニングをしたり、普段は行かない場所に出かけてみたり、将来の人生設計をしたり、気になる分野の勉強をしたり、ギターの練習をしたり、行ってみたい旅行先やグルメなお店を調べたり・・・予定の無い休日が大好きです。
予定が無い休日は、素晴らしい。なぜなら、1週間のうち5日間を仕事で拘束されている社会人にとって、自分の時間は極めて貴重だからです。
にも関わらず、人がやってしまいがちな行動があります。それは、「寂しいから」「人に誘われたから」という理由で、休日の予定を埋めてしまうことです。
あなたはどっちのタイプ?
ここでは、両極端な事例を2つ挙げます。 あなたはどちらのタイプですか?
(タイプ1)とある週末の土曜日、たまたま予定が無かった山田さん。そこに、大学時代の友人から飲み会の誘いが!彼とは年に1回会うかどうかくらいの関係性。しかし、「特に予定も無いし、久しぶりだから行ってみるか」と思った彼は、飲み会に出かけることにしました・・・
(タイプ2)とある週末の土曜日、たまたま予定が無かった佐藤さん。最近飲み会続きで、腹回りが気になり始めています。でも、クリスマスに向けて彼女が欲しい。そこで、これは良い機会だと思い立った彼は、インターネットで腹回りのたるみに関するブログ記事を読み漁ることにしました・・・
さて、山田さんと佐藤さん、どちらが充実度の高い週末を送れるでしょうか?
私は、タイプ2の佐藤さんだと思います。
確かに、山田さんのケースでは、飲み会にすごく気の合う人が来て、素敵な出会いとなる可能性もあります。ですから、山田さんの満足度が佐藤さんより高くなる可能性は否定できません。
しかし、佐藤さんは、自分のやりたいことをやっています。しかも、1銭も使うことなく、有益な情報を得ることができますし、腹回りがすっきりした将来、何か良い事(美人な彼女ができる?!)がありそうな予感すらして来ます。
両者の違いは明白です。ポイントは、受身で予定を決めているか否か?という点です。
今年の予定のうち、受身で決まったもの、いくつありますか?
あなたは、自分が今年参加した予定の中で、このような予定に思い当たる節がありませんか?
・大して仲良くも無い友人の結婚式 (2次会)
・明らかに数合わせっぽい合コン
・会社の人に惰性で誘われ、惰性で参加した飲み会
今年のカレンダーを振り返ってみて、受身で行ってみたけど楽しくなかったものがいくつあるか数えてみてください。また、そこにかけた時間や労力を考えてみてください。
【注意点】誤解しないでほしいのは・・・
念のために断っておきますが、
私は「全ての誘いを断れ」という暴論を振りかざしているのではありません。
「予定が無い⇒寂しい(孤独)⇒予定を入れる」ではなく、
「予定が無い⇒チャンス!⇒自分を磨く」という思考回路を持つべきだ、ということを伝えたいのです。
大好きな友人の結婚式には出席して盛大に祝えば良いし、大好きな恋人とはデートを満喫すれば良い。ただし、単に予定が無いという理由だけで、無理に予定を入れる必要はありません。何となく飲み会に行く必要も全くありません。
単純に、自分のやりたいことやれば良いのです。
【解決策】時間があったらやりたいことを10個書いてみる
「何となく週末に予定を入れてしまう・・・」
「誘いを全部受けちゃって、気付いたらカレンダーに予定がいっぱい・・・」
というのは、自分が本来やるべきことに気付いていないからかもしれません。
それに気付く方法が1つあります。紙とペンを準備して、時間があったらやりたいことを10個くらい書いてみるのです。
すると・・・自分の時間、欲しくなりませんか?
【実録】私が孤独と友だちになって得たもの
大した内容ではありませんが、得られたものは多くあります。
①良い習慣
代表的な習慣は、毎月30kmのランニングです。
きっかけは、就職による配属で地元を離れたことです。当然、新しい環境に友人は一人もいない・・・文字通り孤独だった私は、健康のために毎日1kmランニングすることを思い立ちます。そして、見事、習慣化に成功!ランニングなんて大嫌いだった私が、今ではランニングを定期的にしないと気がすまないのです。人って変わりますよね。
これ以外にも、年間40冊の読書、週2回の筋トレは習慣化できました。
時間が生まれるのは、本当に素晴らしいことです。
②新しい友人
孤独は、何かしなければという新しい活力を生み出します。
孤独死寸前の私は、何とか交友関係を広げたいと思い、地元を離れ転勤してきた、同じ大学出身者を集めたコミュニティーを立ち上げ、そこで新しい友人を作ることができました。
孤独と友だちになったおかげで、友だちが増えたのです。
③お金
孤独と友だちになると、お金が貯まります。理由は単純で、寂しくないから、無駄な集まりに行く必要がない。結果として、無駄なお金を使わないからです。
私は、これで貯金額を増やすことができました。本多静六さんの著作、「私の財産告白」に書かれている「月給4分の1天引き貯金」も十分可能になるでしょう。
まとめ
はっきり言いますが、受身でイベントに参加するのは、時間と金の無駄です。
参加すれば、何となく寂しさも紛れるし、充実した時間を過ごしたような錯覚に陥ります。しかし、結果として得られたものを振り返ってみましょう。
そのイベント、参加して何か良いことありましたか?
人間は、限られた時間を使い、自己投資することで、磨かれていく生き物です。それができている人は、純粋にカッコイイし、何だか輝いてみえます。
自分の時間があるのは、何か新しいことをするチャンス。
カレンダーを予定で埋めて満足するのは辞めましょう。
そのためにも、ぜひ、孤独と友だちになりましょう!