サラリーマンは、副業を禁止されていても、とりあえずやってみれば良い。
副業禁止→副業しない?
社会人にとって、副業は非常に身近な話題になってきている。
消費税増税を来年の10月に控え、生活に大きな影響を及ぼすことは必至である。しかし、景気回復に連動して国民の生活が楽になっているという実感は持たれていない。
このような状況において、生活を楽にするには、収入を増やすのが一番であるから、副業をするという選択肢は至極当たり前のものである。
しかし、現状は酷だ。国内企業の大半が「本業に影響が出る恐れがある」という謎の理由から、副業を禁止している。
すると、人は「副業が禁止されていると、会社にバレるから副業はしない」という考えを持つようになる。
本当にこれで良いのだろうか???
「副業禁止→副業しない」は成り立たない
そんな私が最近読んだ「複業のトリセツ」という本に、とても良いことが書いてあった。
一番ピンと来たのは、この部分だ。
「副業が認められている会社なら、自分の意欲次第で副業を開始できます。ですが、残念ながら現在の日本でも、副業解禁している会社は少数です。・・・時代の変化に乗って会社に隠れてこっそりと副業に取り組んでいる人もいます。ですが、大多数の人たちは、就業規則を気にして二の足を踏んでいるのではないでしょうか。・・・会社の就業規則は徐々に副業解禁へと改訂が進んでいくことでしょう。ですが、改訂されるのを、ただ漠然と待っていても何も始まりません。例え、就業規則で副業が禁止であったとしても、行動に移せることはたくさんあります。」
簡単に言えば、「副業を禁止されていても、とりあえずやってみようぜ」ということである。
副業をどのように定義するかにもよるが、「本業以外の仕事で収益を得ている業務」と定義するなら、収入を得なければセーフなのだ。
そもそも副業に手を付けたとして、初めから上手く行く保証はどこにも無い。上手く行くようになってから、収益化に手を付ければいいだけの話である。
つまり、「副業禁止→副業しない」は成り立たないのである。
私の世代がもろバレしてしまうが、ポケモンマスターになる時だって、いつもいつでも上手くいくなんて保証はどこにもないけど(そりゃそうじゃ)、いつもいつでも本気で生きているこいつたちがいるーーーーーのだ。
さて、本書では、就業規則で副業が解禁される前にやっておきたい4つの行動を紹介している。
私が今ブログを書いて情報発信しているように、情報発信力を鍛えるということもその中の1つだ。スマホ1つあれば、情報を簡単に手に入れられる時代だからこそ、持っている知識を上手に伝える力が無ければ、その情報は無いに等しいのである。とても胸に刺さる言説だ。
これ以外の3つの方法については、この場では割愛するが、いずれも実践しやすい行動だった。実際に本を読んで、その内容を確認してほしい。
放送作家・鈴木おさむさんの名言から学ぶ「行動力の大切さ」
この本を読んで思いだしたのは、放送作家である鈴木さんの名言だ。
この記事を読むと分かるが、何よりも大切なのは、「行動力」である。
とにかく行動!これ、シンプルだが、意外とできないものだ。
小説を書くことに、実は大きなリスクなど無い。小説を書きたければ、今の時代なら、紙とペンがあれば小説は書ける。金銭的なリスクはほとんど無い。
それなのに、なぜやらないのか?
なぜなら、人間は言い訳をする天才だからである。厳しいようだが、甘えなのだ。自分にも思い当たるところが沢山あるので、これまた胸が痛い、、、
同じようなことは、「嫌われる勇気」にも書かれていました。
また、中谷彰宏氏も、ご自身の著書「一流の時間の使い方」で、次のように述べている。
「よく「ダンスを習いたいと思っている」と言う人がいますが、「思っている」という時間は何なんだろうと思います。始めるほどのモチベーションはないのです。二流の人は「思っている」時間が長いのです。」
ダンスを習おうと思っている時間で、ダンス教室を調べたり、ダンス教室で着るウェアを買ったりできるからね。
まとめ;金のならない木を見て、お金持ちになる妄想はするな
大きなリスクが無ければ、別に失敗しても良い。
とにかくやってみることが大切。やってダメなら軌道修正すれば良い。
ただ、それだけの話である。何事にも通じる、最もシンプルは考え方だ。
副業においても同様である。とりあえずブログを書くなり、セドリをやってみたり、何かやってみる。それでも、自分に合う副業が見つかるか、副業が上手く行くかなんて分からない。その時は、その時だ。また考えれば良い。
金のならない木を見て、お金持ちになる妄想をするのはやめよう。まずは、その木を育てるところから始めよう。